昭和60(1985)年10月1日、浄化槽に関する諸制度を整備した「浄化槽法」(昭和58年5月18日公布・法律第43号)が全面施行されました。
それを記念して、昭和62年に当時の厚生省、建設省及び環境庁の3省庁の主唱により、毎年10月1日を「浄化槽の日」とすることとなりました。
この「浄化槽の日」を中心に、環境にも財政にもやさしく、地震など災害にも強い浄化槽の整備推進、その浄化槽の健全な運営を司る浄化槽法の周知徹底を図るべく、全国で様々なキャンペーンや行事が行われています。
「浄化槽の日」実行委員会による全国浄化槽大会もその一つであり、日頃、浄化槽界の発展に力を尽くされている方々への表彰の機会などを催しております。
わが国では、従来まで、汚水処理施設の本道として公共下水道へと大きく舵を取り、浄化槽はその補完、あるいは下水道が接続されるまでの文字通り繋ぎとして捉えられてきました。
しかしながら、昭和時代に整備した大量かつ大規模なインフラの更新時期を、人口減少社会と共に迎えた今日では、国・地方いずれにおいても、従前の汚水処理計画に対する見直しを行っています。
浄化槽は決して古いもの、もうすぐ消えてしまうものなどではありません。
我が国の誇る最新の技術によって常にその質は高められ、また同時に、設置工事・保守点検・清掃といずれの工程においてもジャパンブランドに相応しい価値ある仕事によって、その質が維持されているという、マスターピースなのです。
新しい時代に、浄化槽を。
より良い水環境と、持続可能な発展のために、いま私たちができる賢い選択です。
第38回「浄化槽の日」標語決定 および ポスターについて
「浄化槽の日」実行委員会は、皆様よりご応募いただきました標語案の数々を入念に審査いたしまして、今年度の入選作を決定させていただきました。
入選作品は以下の通りになります。
この度は非常に多くの方々から標語案をいただきましたこと、深く御礼申し上げます。
【 最 優 秀 賞 】
浄化槽 未来へつなぐ 水環境 (一般の部)
【 優 秀 賞 】
- 世界に広まれ 安全な水 浄化槽 (一般の部)
- 浄化槽 ここから始まる 水未来 (一般の部)
- 浄化槽 次世代につなぐ 水のバトン (学生の部)